フリーランスでいくつか仕事をかけ持ちしながら4年ほどカメラを続けていたわたしは、
撮ることが大好きな反面、ずっと「カメラや写真に関するきちんとした知識がない」という
不安や自信のなさを抱えていました。
別軸の仕事が多忙だったこともあり、勉強する時間も中々確保できず、
気になったことはその都度YouTubeで検索するものの、
自分の経験に基づく範囲の疑問しか解消できない。
プロカメラマンが持つ基礎知識や常識がどこからどこまでの範囲なのか?
ずっと手探りの状態でした。
そんな不安を抱えつつも、
「大好きな写真の仕事を主軸に仕事を構築しよう!」と
環境を変える覚悟を決めた時に舞い込んできたのが、
WISEクリエイターズスクールとのご縁でした。
代表のゆりこさんも、かつてカメラマンとして活動を始めた時に
同じ悩みを抱えていて、不安を解消するために学んだこと。
カメラマンが多いこの時代に、
きちんと食べていけるカメラマンになるためには、
技術よりも心が大切ということ。
そのお話を聞いた時に、
「ここで学ぼう」と決意しました。
わたしは中級講座からプロ養成講座まで進んだのですが、
正直、講座期間中は本当に大変でしんどかった…。笑
毎週のように出る課題。
それに合わせて被写体のお願いや場所の選定。
仕事の合間を縫ってレタッチして、ようやっと提出できた!と思ったら、
レビューの日にたっぷりのダメ出し。
同期たちのメキメキと伸びていく成長にはとんでもない焦りも感じるし、
自分にない視点の写真を見るたびに自分の視野の狭さを痛感。
面と向かって自分の写真を批評されるのは初めてで、
もともと小さかった自信は、一度粉々になってなくなりました。笑
それでも講座を卒業した今は、胸を張ってWISEに通ってよかった、と思えます。
思っていたよりも知らないことが多かったことや、
思っていたよりも自分に知識と経験が蓄積されていることにも気づけました。
初めて知ることは経験に、
もともと理解できていたことは「ちゃんと身についていたんだ」という安堵に。
そして何より本当に通ってよかったと思えることは、
「写真は心で撮る」ということを知れたことです。
中級講座を卒業する時、
わたしは「人の想いやその人が一生懸命生きてきた証を撮れるカメラマンになりたい」と言いました。
講師のヤスタカさんからの返事は、
「残念ながら写真に被写体の感情は写らないけど、撮り手の感情なら写すことはできるよ」。
その時は言われたことを自分の中に上手く落とし込めなかったけれど、
プロ養成講座のとある課題中で実感することに。
「自分の感情が写真に乗っていて、それが周りに伝わってる?!」
初めての体験と衝撃。
同時に、自分にしなやかな軸ができる感覚。
それから、自分の心が動く写真は、
撮り手の心が写っているのだと分かり、
写真を見る目も変わりました。
心で撮ることが、どんなに見る人に印象を与えるか。
自分の写真だけでなく、同期の写真を見ていても深く実感することでした。
写真を学びたい、カメラを学びたい、プロになりたい。
そして、
「自分にしか撮れないものがあるんじゃないか?」を探したい人に、
「自分の唯一無二はなんだろう?」を見つけたい人に、
ぜひ通ってほしいなと思います。
講座中はとってもとっても苦しいです。
覚悟して入ってください。笑
でもその倍くらい喜びがあります。
一度粉砕した後に、どっしりとしたベースの上に自信も育みました。
時に弱音を吐き、時に励まし、互いの写真の感想を送り合うような、
一緒に切磋琢磨して乗り越えてきた大切な仲間が全国にできました。
何か自分に軸を持ちたい方、
自分にしかできない表現を見つけたい方、
ぜひゆりこさんとヤスタカさんの元に飛び込んでみてくださいね。
矢野ななみ
フォトグラファーコース 第一期卒業生
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