フォトグラファーコース第2期卒業生
Aika Nakatani
「できるかできないかではなく、やるかやらないか」
ゆりこ校長のこの言葉が、私の人生を大きく変えるきっかけになりました。
去年まで約20年間、アパレル業界で会社員として働いてきました。
会社員として守られている中でいろいろな仕事を任せてもらい、忙しく働く中でそれなりにやりがいを感じながら、毎日遅くまで仕事をしていました。
独身時代は、起きている時間の90%は仕事のことを考えていたと言っても過言ではないほどのめり込んでいた仕事でしたが、子どもが産まれてからはそういうわけにもいかず、時短で働き、子どもを寝かしつけてからまた深夜まで家で仕事をする日々でした。
当時は常に寝不足で、子どものイヤイヤ期なども重なって、余裕もなく、いつもイライラしていました。
自分の身を削って一生懸命やっているつもりなのに、結局仕事も育児もどちらも真剣に向き合えていない中途半端な状態な気がして、この先どうすればいいのか悩んでいました。
そんな時に出会ったのがWISEクリエイターズスクールでした。
当時の私は、スマホではありますができる限り子どもの写真を撮るようにしていました。
怒涛の日々でその日あったことすらすぐに忘れていってしまうということと、イヤイヤ期の理不尽な要求に白目になりながら育児と仕事をこなしていくだけで終わっていく日々の中でも、子どもを寝かしつけてから写真を見返すと「愛おしい」と感じられることを身をもって知っていたからです。
でも家の中で1秒たりともじっとしていない子どもを撮るとブレたり、半目だったり、なんかうまく撮れないなと感じていました。
せっかく写真を撮るなら可愛い姿を残せるようにカメラの使い方を学んでみたいと思うようになっていたので、もしかしてこれかもと直感が働きました。
そんな軽い気持ちで受けた説明会でハッとさせられたのが冒頭の言葉です。
「できるかできないかではなく、やるかやらないか」
それまでの私は、母だから、仕事が忙しいから、時間がないから、、、と、できない理由を探して、やらない自分に言い訳ばかりしていました。
でもこの言葉を聞いて、母だって、いくつになったって、やりたいって思ったことを諦めなくて良いんじゃないか、むしろやりたいことをやっている母の方が、子どもたちも喜んでくれるんじゃないかと考えを改めました。
しかもWISEクリエイターズスクールなら、カメラ超初心者でも基礎からしっかり学べること、完全オンラインだから育児や仕事をしながらでも学べること、あわよくば(この時は半信半疑でしたが)半年後にプロになれるかもしれないこと、この3つも受講の決め手になりました。
始めてみたら初級と中級はとにかく楽しくて、写真を撮るのがどんどん好きになっていきました。
その勢いで飛びこんだプロ養成講座は、楽しい反面、課題の量やスケジュールも厳しくなって、仕事と育児をしながらの受講は、覚悟が必要でした。
それでも卒業まで頑張れたのは、一緒に同じような状況で頑張っている同期の仲間や優しく励ましてくれる講師のヤスタカさん、校長のゆりこさん、運営の奈々さん、被写体として協力していただいた方たちの優しい言葉、いつも応援してくれる家族や友人たちのおかげでした。
WISEクリエイターズスクールを卒業してから約半年後、私は会社を辞め、フォトグラファーとして独立しました。
たった1年前には会社を辞めて独立するなんて考えもしなかったですが、あの時あの言葉に出会ったことで、私の人生は大きく変わりました。
独立してから約1年、私の人生はさらに動き出しています。
有難いことに、少しずつお仕事をいただける機会も増えてきました。
お客様の幸せな瞬間や大切な瞬間に立ち合わせていただき、その写真を納品して喜んでいただけるフォトグラファーって、改めて素晴らしい職業だなと思いながら、日々仕事をしています。
繁忙期で立て込むこともありますが、ある程度は自分でスケジュールをコントロールできるので、以前よりも心の余裕ができ、育児も仕事も自分の時間も楽しむことができるようになりました。
WISEクリエイターズスクールの卒業後のアフターフォローにも助けられています。
写真の技術をブラッシュアップするための卒業生向け講座を開催してくれたり、卒業後でも交流できる場を設けてくれるのも有難いです。
昨年は卒業生たちで作る写真展にも参加し、写真を撮る楽しさ、見る楽しさ、見てもらう楽しさを再認識する貴重な経験になりました。
また「心を育てる」と謳っているWISEクリエイターズスクールだからこそ、卒業生の人の良さは折り紙付き。
写真の技術はもちろん、本当に気持ちの良い人たちばかりで、互いに相談したり、助け合ったりできる大切な仲間に出会えたことも財産です。
あの時、あの言葉に出会って一歩を踏み出してから、私の人生は大きく変わりました。
今では、楽しく仕事をして、かけがえのない仲間を得て、これから先どんなことをしようかワクワクが止まりません。
もし今、何かに悩んでいる方がいたら、私もその背中を押せる存在になりたいと思います。
「できるかできないかではなく、やるかやらないか」と。
Aika Nakatani(東京)
フォトグラファーコース第2期卒業生
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