WISEクリエイターズスクールの動画講座で講師を務める、和光大氏(以下「大さん」と称する)。
世界を旅し、現地で触れた異文化を五感で吸収し、動画や写真を通して表現し続ける大さん。
日々何を想い、どう生きているのか。
たっぷりとお話を伺いました。
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一歩を踏み出す決断を繰り返したことが、今の全てに繋がっている気がします。
日々の生活の中にも「選択」がたくさんあると思います。その一つ一つを丁寧に、未来に向かって決断してきました。自分のなりたい像を考え、逆算し、今目の前のことを一生懸命に。
その中でたくさんの失敗もしましたが、将来を見据え直感で決断をし続けることで、「どんな行動が自分の理想に近づけるか」がわかってくると思います。
まだまだ自分の理想とする形から遠いところにあるので、そこに自分を持っていけるよう毎日決断をしています!
好奇心が旺盛なのは間違いないですね(笑)
旅をすることでその国や場所の新しい価値観に出会えることはもちろんなんですが、何よりも「自分自身の新しい価値観」に出会えることが楽しいです。
「こんな時こう思うんだ」「こうなると自分はこういう感情になるんだ」など。それは決してポジティブな部分だけではなく、ネガティブな部分も含めてなんですよね。
常日頃から自分自身に向き合うようにしているんですが、何もない状態だと深いところまで向き合えていない気がするんです。だけど旅のようにイレギュラーなことが起きる環境に身を置くと、自分でも驚くような感情になる。そうやって初めて自分自身に向き合えるようになる気がしています。
だからこそ旅は好きですね。
その感情を感じられるからこそ、自分のクリエイティブな面も進化していくんだと思います。
サーフィンを幼い頃から続けプロとしても活動しているので、基本的には「海に合わせた旅」をしています。
おおまかなプランは立ててるけれど、全ては風と天気と波次第。
そういう動きをしてると、新しい出会いや偶然なことがたくさん起きるんです。
幼い頃から英才教育として励んでいるサーフィン。
これはもう自分の人生の核となるもの。
プロとして活躍するために励んでいた10代〜20代前半は、今の倫理観を鍛え上げられました。
そして2つ目のターニングポイントは24歳の時。
アスリートとして励んできた選手生活で挫折を味わい、サーフィンをやめたいとまで思った年です。
ですが、それがあったことで自分本来のやりたいこと、成し遂げたいことを見つめ直し、10代を過ごしたオーストラリアに戻ることを決意しました。
その時のスポンサーやサポートを全て蹴って。
自分の中でその決断は、今の活動に繋がる大きな一歩でした。
前の質問でお答えした出来事があり、アスリートとしてのサーフィン以外に「旅をするサーフィン」をしたいと思うようになりました。
その時にパッと思いついたのが、世界一周サーフィン旅。
26歳だった僕は、「この旅をただの思い出ではなく投資にしたい」「この旅の後は絶対にこの理想の形を仕事にしたい」と願うようになり、そのための自己表現の一つとしてカメラを手に取りました。
20歳の頃からカメラを少し触っていたので基本知識はありましたが、動画に関しては全く。
世界一周の準備期間の一年の間に、独学で猛勉強しました。
自分の理想とする”伝えたいこと”と、お客様の”伝えたいこと”が噛み合った作品になった時に、大きな幸せを感じます。
自分の表現の仕方でお客様が叶えられなかった感情の部分まで表現することができること。
これはなんとも言えない達成感があります。
自分自身のやりたいことに向かって、一生懸命に生きている時ですね。
社会軸ではなく自分軸でしっかり生きている時に幸せを感じます。
だからこそ、人生のテーマが「今を生きる」なんです。
やっぱり旅ですね。
旅先で切り取る動画や写真、現地の人との出会いは何ものにも代え難い経験となります。
“伝える”を形にすることが自分の得意なことであり好きなことでもあるので、その部分を活かして色々な企業のショートドキュメンタリーを作っていけたらと思っています。
そこに旅が掛け合わされるように動いていきたいです。
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プロフィール: 和光 大(Dai Wako)
プロサーファー/映像製作者/フォトグラファー
1991年生まれ。神奈川県横浜市出身。小6の時に鎌倉へ移住し、現在まで湘南在住。父の影響でサーフィンをはじめ、全日本選手権(ボーイズクラス)優勝、オールジャパンプロ優勝、WQS(World Qualifying Series)2位など、数多くの実績を持ち、直近では2019年のオールジャパンプロで2位とその実力は健在。プロサーファーとしてはもちろん、サーフコーチやトラベラー、企画から編集までをこなすフィルマーとして、精力的に活動中。今を生きるを人生のテーマに自身のライフスタイルを発信する傍ら、ドキュメンタリー制作にも力を注いでいる。代表作にBreath In The Moment、THE STAGE llがある。