フォトグラファーになれるなんて夢にも思っていなかった私が、
半年間で新しい自分になれた、というお話をしたいと思います。
私は大学卒業以降、普通のサラリーマンとして会社勤めをしてきました。
毎日忙しく働き、楽しいことも、仕事で充実感や達成感を味わうこともたくさんありましたが、
正直に白状すると、「本当に好きな仕事だから頑張っている」訳ではありませんでした。
「仕事だから」
「ちゃんとやらなきゃいけない」
「周りに認められたい」
そんな思いで仕事と向き合っていたように思います。
それでもいつかは「本当に好きな仕事」に巡り会いたいという気持ちはずっとあって、
それってもはや起業するしかないのかな…とか漠然と思いながらも
リスクや上手くいかない理由ばかりを考え、
起業するほどのビジネスアイデアも浮かばずに(苦笑)、
長年悶々と過ごしてきました。
そんな時に出会ったのがゆりこさんとWISEクリエイターズスクールでした。
ゆりこさんのことは、共通の友人がいることから元々一方的に存じ上げていて、
インスタグラムで見るゆりこさんの写真が好きだったことから
息子の1歳のお誕生日を記念してファミリーフォトを撮ってもらうことにしました。
私たちみたいな普通の家族でも撮ってもらえるのだろうかと
ドキドキしながらゆりこさんにDMしたのを覚えています(笑)
幸い、お互いのスケジュールが合ったため、紅葉が綺麗な11月の中旬に、
いつも家族で通るお散歩道で、夫と息子と愛犬と私の4人の、
本当に何気ない日常を撮影して頂くことができました。
撮影当日のゆりこさんは思っていた以上にサバサバしていました(笑)
お会いして少しお話ししただけで私がイメージしていることを理解してくださったようで、
すぐにカメラマンモード発動。
1歳になったばかりの息子が好き放題暴れまくっていたにも関わらず、
それも自然体の姿だからと笑い飛ばしてくださって、
楽しくてあっという間に終わった撮影でした。
撮影の合間に
「最近撮影忙しいですか?」と聞くと
「そうだねー、でも最近フォトグラファーを養成するスクールを始めて、そっちが結構忙しくて」という会話をしたのを鮮明に覚えています。
スクールのことは、インスタグラムをフォローしていたので当然知っていたのですが、
その時は「やっぱり忙しいんだぁ」位にしか思っていませんでした。
それから約1週間半後だったと思います。
ゆりこさんからLINEで写真データへのリンクが送られてきて、
心臓が飛び出るんじゃないかと思う程ドキドキワクワクしながら写真をダウンロードしました。
1枚目から、「え?これ私たち?!」と目を疑うような、
自然体で素敵な写真が並び、
本当にゆりこさんに頼んでよかったと、
しばらく興奮冷めやりませんでした。
私は、もっぱらiphoneとはいえ、元々写真を撮ることが好きで、
お友達親子と会った時にこっそりと自然体の姿を撮って送ってあげると喜ばれたりするのを
嬉しく思ったりしていました。
ゆりこさんに撮っていただいた自分たちの写真を見て、
ゆりこさんがやっているスクールに入れば
自分でもこんな写真が撮れるようになるかもしれない?!と、そこでようやく
それまで自分とは無関係だと思っていたWISEクリエイターズスクールを
グッと自分の近くに引き寄せて考えるようになりました。
遠回りが嫌いな自分には、
半年でプロのフォトグラファーに育ててくれると謳っていたこと、
そして、1歳の息子の子育てをしながらでも受講が可能な完全オンラインスクールだったこと
が何よりの後押しになり、
説明会を受講後、自分にしては割と即決で入学を決めました。
カメラは10年以上前のものが箪笥に眠っているだけの、初心者中の初心者。
それでもやるからにはプロ養成講座までやり切るぞ、
という密かな覚悟を持って始めた新たな挑戦でした。
初級講座では、「え?みんな初級なの?普段からカメラ触ってるでしょ?」
と思うような腕前の受講生が多い中、
ド素人丸出しで若干恥ずかしくもありましたが、
毎週とても楽しくカメラの基礎を学びました。
中級講座では、講師がゆりこさんからヤスタカさんにバトンタッチ。
1期生の方々が、ヤスタカさんは本当にいい人!と口を揃えて仰るので
どんな人なんだろうと思っていたのですが、
噂に違わぬ本当にいい人でした(笑)
写真を撮る上での基本的な技術を教えてくださると同時に、
自分が撮る写真でどういうストーリーを伝えたいのか、
それを考えるマインドを身につけさせてくれました。
プロ養成講座では、それまでと比べて一気に過酷さがレベルアップしました(苦笑)
毎週の講義と課題で、脳内面積的にも、時間的にもかなりのものを費やしました。
卒業できないかもしれないというプレッシャーを抱えながらも、
ヤスタカさんの指導に必死に食らいつきながら
「自分にしか撮れない写真」を追求しました。
そんなこんなで半年間は本当にあっという間に過ぎました。
特にプロ養成講座の3ヶ月間は大変だったことはもはや言うまでもありませんが、
単に写真が上手なフォトグラファーになるための期間ではなく、
人間性を磨き上げてくれるような濃い期間だったと思います。
「フォトグラファーは、人生における経験全て(良いも悪いも)を糧にできる仕事。
自分の中に蓄積したことを表現することで、自分にしか撮れない写真が撮れる」
というヤスタカさんの言葉は、数々ある教えの中でも特に印象的で、
フォトグラファーという仕事を魅力的に思い、誇りを持たせてくれるものでした。
今はまだサラリーマンとしての本業を続けていますが、
WISEクリエイターズスクールを卒業したことで悶々としていた気持ちが払拭され、
仕事に対する向き合い方もいい意味で変化したように思います。
私にとって、フォトグラファーという肩書きを手にしたことは、
まるでロール・プレイング・ゲームの中で、いつでも発動できる最強のアイテムを手にした気分です(笑)
しばらくは本業の合間や週末を利用して、
撮影のお仕事を少しずつ増やしていけたらなと思っています。
最後に。
出会った人たちのかけがえのない一瞬や、何気ない日常を、
自分なりの視点で写真に収め、それを喜んでもらえること。
私にはこれがとっても幸せなことに感じます。
そんな幸せを、お仕事として胸を張ってできるようにサポートしてくれた
WISEクリエイターズスクールには、感謝しかありません。
ゆりこさん、ヤスタカさんの教え子として、
そしてWISEクリエイターズスクールの卒業生としてフォトグラファーになれたことを嬉しく、誇りに思っています。
高橋 舞
フォトグラファーコース 第2期卒業生
Instagram https://www.instagram.com/maitakahashi_photography/